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車で遠出をするときに便利なのが高速道路です。
高速道路は一般道に比べて、信号や渋滞に悩まされずに移動でき、目的地にも早く着けます。
高速道路に一旦入ってしまうと、安心して自分のペースで快適に運転できます。
しかし、高速道路で唯一緊張感があってヒヤッとするのが『合流』です。
行楽シーズンやお盆や年末などにしか高速道路を利用しない人が、高速道路の入り口やサービスエリアからの合流で苦戦を強いられているのをよく目にします。
実は私も、料金所を抜ける当たりからスムーズに合流できるかいつもドキドキします。
高速道路の合流がスムーズに出来れば、高速道路を気軽に利用でき、車生活はもっと充実したものになります。
ここでは、高速道路・一般道への合流のコツについてご説明していきます。
目次
高速道路・一般道への合流のコツとは？
高速道路・一般道への合流のコツは、合流を難しくさせている原因を知り、合流するための手順を理解して何度も練習することです。
私たちが免許を取る際に、自動車教習所で習う高速道路での路上教習は、たった1回しかありません。
初めての高速道路の運転というだけで舞い上がってしまうのに、教官の説明を聞いてすぐに理解できる人は一体どれくらいいるでしょうか？
1回の教習で合流の手順やコツを理解することはほぼ無理だと思います。
また、合流時の本線の道路状況が毎回異なることも、合流が難しい原因になっています。
しかし、合流の手順を理解し何度も練習すれば、合流の苦手意識もなくなり、気軽に高速道路を利用することができるようになると思います。
私の友人は、私が高速道路に入るときにはいつも、助手席から「もっと速く！もっと加速して！」と叫びます。
合流する道路の様子が分からないのに「なんで加速？」といつも疑問に思っていたのですが、今回合流のコツを調べる中で、加速することに上手く合流するためのヒントが隠されていたのだと気が付きました。
こちらの記事でも高速道路のルールについて詳しく解説していますので、ご覧ください。
関連記事：初心者でも大丈夫! 高速道路のルールとルート・その楽しみ方
なぜ合流は難しいのか？
高速道路・一般道へ合流するときに、どうして難しいと感じてしまうのでしょうか？
まずは難しいと感じる原因をみてみましょう。
当たり前の話ですが、一般道と高速道路では走行している車の速度が異なります。
高速道路の走行時速は80～100㎞/ｈで、速度の遅い一般道やサービスエリアから、他の車の進行を妨げずに速度を上げて合流するのは、慣れない人にとっては至難の業です。
普段から運転に不慣れの人には、スピードを出すこと自体に抵抗があるかもしれません。
一般道では、歩行者や自転車との接触を避けるときは、ブレーキを踏んで減速すれば回避できます。
しかし高速道路の合流は一般道での原則とは真逆で、スピードを出さないほうが危険です。スピードを上げることが安全走行になります。
速い速度への順応の難しさ、速い速度に対する恐怖感が、高速道路への合流を難しくさせているといえるでしょう。
合流するための手順とは？
高速道路・一般道への合流を成功させるための手順は次のとおりです。
合流の手順を理解して練習を重ねれば、合流にも慣れて高速道路を運転することも怖くなくなるでしょう。
加速車線に入ったら、素早くしっかりと加速
加速車線に入ったら、加速車線を最後まで走りきる感じで加速します。
ただし自分の車よりも前に先行車がいる場合は、十分に車間を取る必要があります。
またルームミラーを見て、自分の後ろに後続車がいれば、自分よりも先に本線に合流する可能性があるので注意をする必要があります。
本線のどこに合流するか、その場所を見つける
合流のための確認ができたら、第1レーン（左端のレーン）の様子をドアミラーで2回見ます。
1回目にドアミラーで見た車を目標にします。
2回目にドアミラーを見た際、その車が大きく映っていたら、本線の流れが自分の車よりも速いということが分かります。
この場合は、その目標にした車が自分の車を通り過ぎるタイミングで、その車についていくように合流します。
2回目に見た車が小さく映っていたら、本線の流れは自分よりも遅いということが分かります。
この場合は、追突される恐れがないので、その目標にした車の前に合流します。
死角の安全を目視で確認する
合流する場所が決まったら、後は目視をして安全を確認してから合流します。
目視する場所はルームミラーにもサイドミラーにも映らない、自分の車の右隣りを目視して確認します。
先行する車両についていく感じでゆっくりと合流し、車間を整えて安全走行に入ります。
加速が不十分のまま合流しようとすると、後続車の追突事故などを引き起こす恐れもあるので大変危険です。
慣れるまでは難しく思えるかもしれませんが、これらの手順を踏んで練習すれば、合流にも慣れて怖くなくなります。
今から合流したい道路本線の速度、高速道路ならおよそ80㎞/h、一般道ならおよそ50～60㎞/hまで加速し、本線の後方から走ってくる車の速度が速いなら後ろに入り、速度が遅いなら前に入るとことです。
渋滞時の合流のコツは？
行楽シーズンやお盆や年末などの混雑時に高速道路を利用する場合は、本線に合流するにはどのようなことに気を付ければいいでしょうか？
道路が渋滞していると、本線を走っている車が譲ってくれないのではないかとか、後続車が先に合流して取り残されてしまうのではないかとか、不安が押し寄せてきます。
私も渋滞していると、どうやって早く合流すればいいかだけに囚われてしまい、周囲の状況を把握したり、交通マナーに気を配ることが出来なくなってしまいます。
渋滞時の合流のポイントは、加速車線の先頭まで進み、本線を走る車と交互に1台ずつ合流することです。この方法はファスナーを閉めるような合流なので、ファスナー合流やジッパー合流とも呼ばれています。
「とにかく合流したい！」という気持ちが先走って、合流車線の途中で合流しようとする車がいますが、車の接触事故や新たな渋滞を引き起こす原因となるので絶対にやめましょう。
渋滞時には、交通マナーを守って、ファスナー合流で本線に合流するようにしましょう。
まとめ
高速道路・一般道に合流する手順やコツは理解できましたか？
高速道路への合流は、慣れるまではなかなか難しいかもしれませんが、合流するための手順とコツを守って練習すれば、必ずスムーズに合流することが出来るようになります。
そのためには周囲のスピードに順応して、スピードを怖がらずに上げれるようにしましょう。
また渋滞時には、合流のルールを理解して、接触事故や新たな渋滞を引き起こすことなく合流できるようにしましょう。
そして、高速道路を走行中に合流してくる車があれば、積極的に道を譲り、気持ちよく合流させてあげましょう。
高速道路・一般道への合流を習得したら、遠出や旅行の移動時間も短縮できるようになり、旅先での時間を存分に楽しむことができます。
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