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交通手段の一つで利便性が高い、自家用車。
自分の好きなタイミングで、好きな場所に楽々行くことが出来るのは車の大きなメリットです。雨の日のお出かけ、大きな買い物の時、家族の送り迎え、旅行などなど……活用されるシーンは様々かと思います。
恐らくこの記事をご覧いただいている30代の方は、助手席や後部座席に乗ることが多いかと思います。
「免許を取らずにここまで人生歩んできたし、このまま無免許で生きていこう」
「今更免許を取るなんてめんどくさい」と思う反面、
「自分で運転して、自分の思うままに行きたい場所に行きたいな」
「免許が無くて、行きたくてもなかなか行けない場所があるし、免許が欲しいな」
という思いも持っていらっしゃる方が、今この文章を読んでいるかと思います。
やはり自分で運転するのと、人に運転を任せるのとは気持ちが変わってきますし、一人でのドライブなんかは免許が無いと出来ませんよね。
さて、本記事ではそんな方向けに「30代での普通自動車免許取得」というタイトルで情報をまとめました。
夢のドライブライフに向けて、少しでも参考になれば幸いです！！
目次
30代の普通自動車免許の取得率は？
周りの皆は当たり前のように免許を持っているけど、実際のところ自分と同じで免許を持っていない人はどれくらいいるか、気になりますよね。
内閣府が発行している交通安全白書によると、30代の免許取得率は男性で約97％、女性で約91％となっています。（平成27年のデータです。）
やはり結構高い割合になっている印象です。
免許を持っていない方は30代では10%もいないのですね。
都市部は電車やバス等の交通手段が発達していますが、都市部から離れると車が無いと生活出来ないような場所もあるので、やはり車は生活に欠かせないものだということが分かりますね。
取得時期の違いによる問題点
先ほどのページで約90％の方が免許取得済ということでした。
多くの方は18歳～22歳くらいの比較的若いうちに取られることが多いかと思います。
それでは、18歳～22歳で免許を取るのと、30代で免許を取る場合の違いはどこにあるのでしょうか。
それはズバリ「免許取得にかけられる時間の差」だと考えられます。
18歳～22歳ですと、高校卒業～大学生の方が多いかと思います。
学生の間は夏休みや冬休み、春休みなどの「長期休暇」が取れるタイミングが免許を取るのに最適なのです。
30代となると、多くの方が社会人として週に5～6日くらい仕事に時間が取られます。
朝から夜まで仕事をすると、どうしても免許取得に割ける時間が限られてしまいますよね。
そんな限られた時間でどのように免許を取れば良いのでしょうか？
次の項から具体的な免許取得の方法について述べていきたいと思います。
免許取得に向けて
免許取得の方法には以下の３つがあります。
- 自動車教習所
- 免許合宿
- 一発試験
それぞれの概要や費用、メリットやデメリットについてご紹介致します。
①自動車教習所
恐らく、免許取得で一番最初に思い浮かぶのはこちらかと思います。
昔に俳優が免許を取るまでの様子を描いた映画なんかもありましたね。
教習所で免許を取得する場合、実技と学科を合わせると、マニュアル車で60時限以上、オートマチック車で57時限以上の受講が必要です。もし教習時に教官からOKが出なければ、再度受講が必要になるのでご注意下さい。
学科は1日で何時限でも受けられますが、実技は第１段階(仮免許取得まで)では1日に2時限まで、第2段階(路上教習)では1日に3時限までしか受けられない点も要注意です。
以上のことより、社会人で教習所での免許取得となると、大体2か月～3か月はかかってしまうのではないでしょうか。
時間は予約さえ空いていれば自由に取れることが多いですが、あまり期間を空けてしまうと感覚を忘れてしまいますので、ある程度まとめて行った方が良いかと思います。
費用は教習所により異なりますが、大体25万円～35万円程度になります。
②免許合宿
免許取得方法その2は、免許合宿です。
たまにコンビニにパンフレットが置いてあったりしますね。
合宿の名の通り、泊まり込みで教習を受けます。
1日に11時限～13時限のコマがあり、その中から4時限～6時限を受けていきます。
予定は教習所側が決定するので、それに従って行動することとなります。
合宿の場合はマニュアル車で最短16日、オートマチック車で最短14日での取得可能です。
こちらも教習所と同様、もし教官からOKが出なかった場合は再挑戦が必要なので、宿泊日数が増える可能性もあります。
社会人にとって合宿の1番のネックは、連続しての長期休暇が取れるかどうかです。
一般的な会社勤めの方は2週間以上の休暇は非常に取りにくいかと思います。
比較的長かった今年のゴールデンウィークでも10連休止まりでしたしね。
学生の長期休暇中には良い選択肢になりますが、正直30代の運転免許取得という意味では現実的では無いかと思います。
強いて言えば転職のタイミングくらいでしょうか……？
費用的には教習所より安いことが多く、20万～25万円程度となります。
ただし、7月～9月、1月下旬～3月にかけては学生の長期休暇が入ることから高くなる傾向にあります。大体10万程度高くなるようです。
③一発試験
免許取得方法の3つ目は、一発試験です。
上２つと比べると聞き慣れないかと思います。
これは、教習所や合宿に行くことなく、各都道府県の運転免許センターで実施されている試験に合格することで、免許取得が可能という制度です。
その為、実力さえあれば最短で1週間程度で免許が取得出来ます。
費用は仮免許で5,650円、本免許で5,100円、教習費で約14,000円程度です。
ここまで書くと一発試験はメリットしかない気がしますよね。
ですが、この一発試験は実技試験の難易度がメチャクチャ高いと言われています。
というのも、運転免許センターは警察の管轄であり、一発試験を受ける人の多くは免許取消や失効等の元々免許を取得していた人です。その為、安全運転を出来るか見極められるよう、かなり細かくチェックされるようです。
また、教習ではないので受かる為のテクニックなんかも教えてもらえないようですね。
こちらも他と同じく落ちたら再試験なので注意が必要して下さい。
また、試験は平日しか実施されていません。
ちなみに、一発試験合格の為の技術を学べる「非公認教習所」という場所もあります。
こちらは①で述べた教習所と異なり単体で免許を取ることが出来ず、免許は一発試験と同様に運転免許センターで受けます。
メリットとして、通常の教習所より短期間であること、費用も安いことが挙げられます。
もちろん一発試験と同じ高難易度の試験を受けることとなるので、腕に自信がある方にしかオススメは出来ません。
まとめ
以上の情報をまとめると以下の通りとなります。
- 30代での免許取得は、自動車教習所が時間はかかるが取りやすさでは一番である。
- 合宿での免許取得は社会人ではまとまった時間が取れない為、難しい。
- 一発試験という方法もあるが、平日しか試験が無いこと、試験難易度が非常に高いことからあまりオススメは出来ない。
30代での免許取得についてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。
一発試験という裏ワザもあることはあるのですが、やはり免許取得には時間がかかってしまうことがお分かり頂けたかと思います。
車は大変便利ですが、事故を起こすと人生が変わってしまいますので、やはりしっかりとした教習が必要になってくるという訳ですね。
時間はかかりますが、コツコツ努力すれば30代でも免許取得は可能ですので、この記事を読んでいただいた方も、一度チャレンジされてみてはいかがでしょうか。
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