軽自動車の修理費は安い?高い?コンパクトカーと比較した結果!

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軽自動車といえば、購入価格も安く、街中で乗り回しやすいコンパクトさ、そして最近では安全性も向上してきているため、とても人気があります。

でも、日々使っていくことを考えると維持費もしっかり検討する必要がありますよね。税金、保険など様々ありますが、忘れがちなのは修理費です。

故障しなければかからない修理費ですが、だからこそ不測の事態に備えておくべきだと思いませんか?

修理費がこんなにかかるなんて想定外だった・・・、もっと安いと思っていたのに・・・、なんて事にならないためにも事前に知っておいたほうが安心ですね。

今回は軽自動車の修理費用について、似たようなタイプのコンパクトカーと比較しつつ、ご説明していきたいと思います。

みさき(妻)
修理費ね・・・全然検討つかないわ。どこが故障したのかもきっと分からないし、どこに依頼するのかもあまり考えた事なかったわ。

大輔
まぁ購入する時に修理費まで考えてたらキリがないよね。ワクワクする気持ちで一杯だし! でも維持費として考えておいた方が良さそうだね。

みさき(妻)
そうね〜、備えあれば憂いなし、って言うものね。知っとくに越したことはないわね。

 

目次

軽自動車の修理費はコンパクトカーと比較して安い? 高い?

早速ですが、軽自動車の修理費は安いのでしょうか? 高いのでしょうか?

実は修理費というのは、損傷した範囲・部位・どこで修理するか、と言った様々な要素によって大きな幅があるため、一概にいくらとは言えないもの。

それでも、軽自動車の修理費は、コンパクトカーやほかのボディタイプと比較しても安くなりやすいことは事実です。

購入額も、維持費も、修理費も安いなんて三拍子そろって嬉しいこと三昧ですね!

大輔
軽自動車は修理費まで安いのは嬉しい話だよね。安く買っても維持費が高ければ本末転倒だからね。

みさき(妻)
安い、というのはなんでなのかしらね? 修理しやすいとか、理由があるのよね?

大輔
そうだね、理由はちゃんとあるよ! 車の修理費について、もう少し掘り下げて説明するよ。この機会に、せっかくだから軽自動車が安い理由もしっかり理解しておこう。

 

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軽自動車の修理費はなぜ安い? 修理費を左右する要因は?

ではなぜ軽自動車の修理費は安いと言えるのでしょうか。

それを知るためにはまず、修理費が変動する内訳を見てみましょう。

 

車の故障箇所

まず、車のどこの部分を損傷したのかによって修理費は大きく変わってきます。

エンジンなのか、タイヤなのか、ドアなのか、エアコンなのか・・・、しかも車は約3万点の部品からなる複雑な工業製品です。

非常に多くの付属パーツやプラグなどが絡み合っており、ここだけ修理すればOK、と言った単純なものではありません。

そして当然ですが、その故障箇所のダメージの深さによっても大きく変わってきます。

みさき(妻)
3万点・・・ものすごい数ね。私が知ってる車のパーツなんて本当の本当にごく一部だったのね。なんだか車が普通に走ってくれることに感動しちゃった。

大輔
素人には故障原因の判断が難しいってことが、なんとなく実感できるよね・・・。やっぱり車の修理は専門家にお願いするのが安心だよね。

 

修理の作業工程

自分で修理できるスキルがあるならば別ですが、普通は専門的な技術を持つ業者に修理してもらいますよね。

簡単な作業で、時間もかからない修理ならば安く済む工賃ですが、損傷が大きく大規模な作業が必要となればその分工賃は高くなります。

人件費と考えると分かりやすいですね!

 

車のボディタイプ・車種

ここが軽自動車の有利な点です。

国産車か外国製か、ボディタイプはなにか、車種はなにか、と言った車自体の特長によって費用が変わってきます。そして、軽自動車はその中で最も安い部類。

なぜなら軽自動車のパーツは、元々他のボディタイプに比べてシンプルな構造になっているものが多いので、パーツや車全体の価格も抑えられています。

更に、手に入れやすいのが軽自動車のパーツの特長。一般的に流通の少ないものほど高額で、多いものほど低額ですよね。軽自動車は販売量も多いですから、安い価格でパーツが手に入ります。

軽自動車のパーツは2つの意味で安いということですね。今、軽自動車が人気だからこそ、お得な気分を味わえちゃうんです!

 

修理の依頼先

車の修理が必要になった時には、ディーラー・カーショップ・民間の工場の3つがメジャーな選択肢です。

同じ故障内容だとしても、ディーラーに頼むか、カーショップに頼むか、民間の工場に頼むか、その依頼先によって費用は大きく変わってきます。

それぞれにメリット・デメリットはありますが費用だけを見るとディーラーは高め、カーショップは低めになるでしょう。

それぞれの依頼先によるメリット、デメリットも知っておくと安心ですのでご説明します。

みさき(妻)
なるほど! 軽自動車のパーツがシンプルで流通量も多いから安く替えのパーツが手に入るのね。

大輔
そう。車の種類によって、パーツの金額は変わってくるからね。例えば流通が少ない外国産の車なんかだとパーツ自体も高いし、輸送費の上乗せでさらに高くなるよ。

みさき(妻)

外車は高い、ってよく聞くけどそういう理由もあるのよね。

大輔
ただ、どんなパーツを使うかは依頼先によって変わってくることもあるんだ。そこもこれから説明するよ。

 

ディーラーに依頼するメリット・デメリット

新車で購入した方なら、1番先に思いつくのがディーラーではないでしょうか。

各メーカーの直営なので安心感もありますよね。

 

ディーラーのメリット

ディーラーに依頼するメリットはいくつかあります。

ディーラーのメリット

  • 自社の取り扱い車種に対する見識・技術の高さ
  • 純正製品をメーカーから直接入手できる

ディーラーは各車種メーカーと直接契約しており、例えるならそのメーカーに特化した専門医のような所。

なので取り扱い車種に対する知識や修理技術は信頼が置けますし、メーカーとの密接なつながりがあるため純正製品をしっかり確保できます。

信頼、という点で他の2つの選択肢に大きくリードしていますね。

 

ディーラーのデメリット

反対に、デメリットも上げておきましょう。

ディーラーのデメリット
  • カーショップ・町工場に比べ工賃が高額
  • 純正品のためパーツが高額

ディーラーの工賃は一般的に高いと言われます。

ディーラーは車の販売がメインですので、そのための広い接客施設や接客のためのスタッフを多数配置している場所。

ディーラーに行った事がある方ならお分かりかと思いますが、ショールームの様なワクワクする外観や、充実した接客サービス・設備などにコストを割いています。

また、最先端の整備設備なども備えていますが、それらの費用が工賃に乗ってくるため高額に感じられるのです。

そして、純正品を用意してくれることは安心ですが、その分中古などに比べるとどうしてもパーツ自体も高額になります。

メーカー直営のレベルの高さによる安心感の代わりに、代金は高めということですね。

 

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カーショップに依頼するメリット・デメリット

街中にもたくさんチェーンのカーショップがありますね。メーカーや車種を固定せず車全般の部品を扱っている、何でも屋的なお店になります。

 

カーショップのメリット

カーショップのメリット
  • 部品を純正品以外のものに交換できる
  • ディーラーと比べて修理費が安い

ディーラーでは部品交換は純正品しか選べませんが、カーショップは車全般の部品を扱っている汎用的なお店のため、社外品に取り替えることも可能です。せっかくなら自分好みのカスタマイズを! という方には嬉しいですね。

また、その分在庫も多いということになるので、速い場合には即日修理対応なども可能。

部品だけでなく、修理費全体をディーラーより抑えることができます。工賃も安いですし、ディーラーでは有料になる様な見積もりも無料でしてくれるので、気軽に相談しやすいですね。

 

カーショップのデメリット

カーショップのデメリット

  • スタッフにより技術にばらつきがある
  • ディーラーに比べ設備が整っていない

ディーラーの場合、メーカーのブランドを背負っている分、品質担保のための教育は力を入れています。カーショップはメーカーの専門店でも無いですし、修理専門店でも無いのでスキルの面では見劣りする部分があるのも事実。

また、同じ理由で修理設備としての充実度にもマイナスがあります。

 

町工場に依頼するメリット・デメリット

主に個人経営などの小規模な整備工場をイメージしやすいですよね。他に比べると、地域密着型のお店です。

 

町工場のメリット

町工場のメリット

  • 修理費用が安い
  • 中古品・持ち込みなど融通が利きやすい

町工場も修理費は比較的低め。マージンも無いですし、代車の費用も無料となることが多いです。

また、中古のパーツを使用したり、持ち込み品を使用したりといった融通が利くので、予算に見合った修理をお願いしやすくなります。

 

町工場のデメリット

デメリットとしては、素人にはハードルが高いことが挙げられますね。

町工場のデメリット

  • どの工場を選ぶか見極めが難しい
  • 定期的に通っていない場合入りにくい

町工場は小規模な個人店なので、チェーン店の様に均一化されているわけではありません。

そのため、スタッフ単位でも技術のばらつきや、個々の町工場の得意・不得意分野があり、それを見極めて最適な町工場を選ぶのは素人には難しいものです。

また、地域密着であるがゆえ、普段からふらっとメンテナンスや相談で顔なじみになっていない場合、初めて訪問するのはハードルが高い場所でもあります。

車にそれほど詳しくない方であれば尚更、足を踏み入れるには心理的なハードルが上がるでしょう。

 

ディーラー、カーショップ、町工場のメリット・デメリットをご紹介しましたが、どこが1番というものではなく、個人個人の好みで選ぶのが正解と言えそうです。

ただ、車にあまり詳しくない方やとりあえず安心してお任せしたい方にはディーラーがおすすめですし、ある程度車に詳しい方やカスタマイズしたい方、コストを抑えることが優先の方にはカーショップや町工場の方が向いているでしょう。

みさき(妻)
確かに、車を扱ってて自分と繋がりがあるお店、ってなるとディーラーが思い付くわね。安心感あるわ。

大輔
新車で購入した人にとっては、担当者も知っていて安心感があって、お任せでも話が進みやすい点は嬉しいよね。ただお店の人と色々相談しながら修理したければ、町工場の方が納得できるのかもね。

次からは、よくあるパーツごとの故障と修理費について、価格も含めてご紹介します。

 

エアコンの故障

車のよくある故障の一つが、エアコンが効かなくなること。毎年の猛暑の時期にエアコンが効かない状況なんて、拷問のような辛さですしイライラしてしまいますよね。

 

エアコンガス補充だけなら3千円におさまることも

エアコン、と一口に言いましたがエバポレーター、コンプレッサー、エアコンガスなど、複雑な仕組みが正常に働いてくれるおかげであの快適な風を送ってくれています。

故障箇所によって費用も千差万別。

例えばエアコンガスが減っているだけなら3千円〜5千円程で直せます。反対に、コンプレッサーの交換となると高額になってきますが、その相場は車種によって変わるもの。

 

新品パーツの相場(軽自動車・コンパクトカー)

例えば代表的な軽自動車のN-BOXは5万円弱、コンパクトカーのフィットでは7万円弱がコンプレッサー単体の相場です。2万円浮くと考えると、ちょっと気持ちが軽くなりませんか?

 

ドア・バンパーなどの外装の傷・ヘコミ

最近の車は人との衝突危険を考えて、ボディにはそこまで強度を持たせない場合が多く、傷やヘコミが生じやすい傾向です。

 

傷の範囲・ダメージにより修理費は変動

その場合も、ダメージの深さによって修理費は大きく変わり、小さな傷であれば数千円程度で修理可能。しかしドアごと交換、バンパー交換となるとパーツ代がかかってくるため一気に費用は跳ね上がります。

 

新品パーツの相場(軽自動車・コンパクトカー)

フロントドアであればN-BOXで3万6千円フィットで3万9千円程度、バンパーは両車種とも3万5千円程度がパーツの相場です。こちらは意外にもあまり差はない様ですね。

ただし、同じコンパクトカーでもマツダのデミオの場合、フロントドアの相場は5万円弱なので、やはり軽自動車の方が安いと言えそうです。

 

タイヤのパンク修理・交換

不幸にも気持ち良いドライブのさなか、道端の釘のせいでパンクしてしまう事は誰もが経験する可能性があります。

赤の他人が何故か置いていった釘のせいで、修理しなければいけないのはちょっと腹立たしいですが、他のパーツに比べれば安めの相場なのでご安心ください。

 

タイヤ修理だけならば5千円以内で可能

基本的な修理であれば2千円以内で収まることが多いです。

タイヤの内面まで修理する必要がある場合には、相場は5千円程度でしょう。

 

新品パーツの相場(軽自動車・コンパクトカー)

ただ、既に使用期間が長い場合などはタイヤごと交換した方が良いこともあります。靴と同じで、走っているうちにどんどん表面が擦り減って溝が浅くなってきますからね。

交換の場合は、タイヤの大きさによって価格が変動してきます。軽自動車はタイヤも小さいことが多いので、大体3千円〜1万円程度、コンパクトカーになると5千円〜1万円程度が相場です。

関連記事:愛車が初めてパンク!正しい対処方法と未然に防ぐ対策についても紹介

関連記事:初めて車で出かける前に確認すべきこと【パンク編】

 

エンジン故障

そして、忘れてはならないのがエンジントラブル。車の命とも言えるエンジンですから、故障してしまうと一大事です。

 

エンジン修理は高額に? 買い替えも視野に!

故障した際の修理費も、エンジン自体を交換となると、他のパーツに比べるとケタ違いの高額なものとなります。その相場は大体工賃を含めて50万円〜100万円程度

そんなにかかるなら、もうスパッと新品の車を買った方が良いんじゃないの? と思う方も多いですよね。実際エンジン交換が必要な場合は、買い替えを選ぶ方が多いです。

軽自動車なら尚更、状態の良い中古車も買える金額ですので心機一転、気になっていた車種に乗り換えるチャンス! とポジティブに考えるのもアリかもしれません。

 

リビルト品パーツの相場(軽自動車・コンパクトカー)

それでも、愛着のある車に乗り続けたい! という希望をお持ちの方もいるはず。

そういう方にオススメなのがリビルト品です。リビルト品は中古ではなく、新品に限りなく近づけた状態のもの。

使用済みの部品を一度分解・洗浄したのち、劣化してしまったパーツについては新品と交換し、それ以外のパーツはそのまま流用して再構築した部品となります。

しっかりと品質のチェックも実施済みなので安心ですね。

N-BOXやN-ONEといった軽自動車の場合は20万円弱、フィットの様なコンパクトカーだと20万円〜35万円程度が相場となります。

みさき(妻)
やっぱりエンジンは高いのね、しかも新車でも100万円くらいあれば買える軽自動車だってあることを考えると、50万円〜100万円ていうのは重いわ・・・。

大輔
そうなると、性能もそこそこしっかりしてる上に、金額も抑えられるリビルト品が選ばれるのは納得だな。お金をかけて交換するからには品質のしっかりしたものじゃないと怖いからね。

みさき(妻)
そうね。質とコストのバランスは大事よね。それにしても、リビルト品でも車のボディタイプによって結構ばらつきはあるのね。一層軽自動車が安く感じるわ。

 

車の修理費は変動要素が多い

ここまで見てきて、車の修理費について理解してもらえたでしょうか?

一言で言うと、難しい、ですよね。故障箇所、ダメージの深さ、修理先の選択、様々な要素によって変動する幅が非常に大きいです。

ただ、その要素の一つとして、軽自動車の場合は他のボディタイプより安くなることも事実。

パーツによっては大幅に修理費を抑えられそうですね。

 

まとめ

軽自動車とコンパクトカー、2つのボディタイプを比べると修理費の違いは、パーツの複雑さ・大きさに左右されます。

もちろん、修理をしなくて済むに越したことはありませんが、車は消耗品である以上避けては通れない道。軽自動車ならこのくらい、コンパクトカーならこのくらい、と言った金額感を持っておけば、いざと言う時冷静に考える事ができますね。

冷静に考えて最善の判断を下せれば、後から、焦ってあんな判断をしなければ良かった・・・、なんて後悔することもないでしょう。

どちらにしろ大規模な修理の出費は痛手ですから、何よりも大きな故障を起こす前に、マメなメンテナンスを忘れない事が大切かもしれません。

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それを自らの判断でスルーしてしまうなんて、とても勿体ないことだと思いますよね。

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