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大輔さんのように車の名前の意味って何だろうと気にしたことがありますか?
意外と気にしたことがない人の方が多いですよね。
車を選ぶ時に何気なく呼んだり、見たりしている名前ですが、それぞれ名前は独特で特徴的な物ばかりです。
いったい、名前にはどんな意味が込められているのでしょうか?
実は名前の意味を知ることで、デザインや車の性能を理解することが出来るんです!
今回は、高級車のイメージが強い「トヨタ クラウン」について名前の意味を調べてみました。
そして、名前の意味を調べることで由来や歴史にも興味を持ったので、それについても簡単に解説をさせて頂きますね。
クラウン好きの方もそうでない方も、名前の意味と由来や歴史を知ることで新たな一面を知ることが出来るかもしれませんよ。
目次
トヨタクラウンの名前の意味は?
高級車のイメージが強いトヨタクラウンですが、果たして名前にはどんな意味が込められているのでしょうか。
英語の「CROWN」で日本語で「王冠」
国産車をリードし続ける王者の印
日本の自動車産業をリードし引っ張り続けてきたトヨタらしい意味が込められていますね。
皆さんも日本における自動車の王者は「クラウン」と言われてしっくり来ませんか?
名前の意味通り、日本の自動車を引っ張って来たのがクラウンです。
クラウンの誕生秘話
戦後直後の日本は今の生活とは比較にならないほど、貧しい国でした。
今でこそ、「ものづくりの国、日本」と言われていますが、当時はアメリカを始めとした諸外国の技術を使って製造を行っていたと想像ができますか?
道路も今ではほとんど舗装されていますが、その当時日本の道路は舗装されていない道路がほとんどでした。
「舗装がされていない道路でも安心して走れる国産車を作りたい」と二代目トヨタ自動車社長の想いとして取り組み製造され、クラウンは1955年に国内で販売をされます。
クラウンの発売開始までの日本は、海外メーカーの設計図をもらって国内で組み立てをして販売している状態。
そんな中で開発の中心を担ったのが、トヨタ自動車社長の豊田喜一郎氏に憧れてトヨタへ来た中村健也氏です。
ただ開発するのではなく、徹底した市場調査をすることで数多くの新技術を採用することができました。
- 前輪独立懸架(ダブルウイッシュボーンサスペンション)
- トヨグライド(2速半自動A/T)
- 観音開き扉
今でこそ世界トップの自動車メーカーであるトヨタ自動車。
ですが、当時は弱小メーカーであり、他社との差別化のためには新しい技術が必要不可欠だったことがわかりますよね。
クラウンは、1956年に「ロンドンと東京間5万キロを走るイベント」で完走することができ販売数を伸ばすことになり日本を代表する車になることが出来ました。
しかし、その後アメリカに輸出されましたが、パワー不足ということで高速道路を走行することが出来なかったのです。
それにより、アメリカでの評価は散々な結果になります。
国産で車を作ることが出来た一方で世界との差を知ることができたのが初代クラウンです。
トヨタクラウンについて知ろう!!
戦後に車を製造できる自信と世界との差を知ることが出来た初代の発売スタートから60年以上の年月が経ち、今15世代目が発売されています。
高級国産車の王様クラウンですが、今までどのような歴史を歩んで来たのでしょうか。
初期から4世代目までについて知ろう
初期は1955年に「舗装がされていない道路でも安心して走れる国産車を作りたい」の想いのもと開発されました。
当時の価格で「101万円」とかなり高額な価格で発売されていたんです。
当時の平均年収が20万円であったため、今の価格で考えると1000万近くになりますね。
そう思うと高すぎて空いた口が塞がらないの私だけでしょうか?
しかし、高めの価格設定でも観音開きの扉などの高級感漂う仕様で人気を獲得するところから歴史がスタートします。
初めての発売から7年後に、装いを新たにした2世代目で初めて「王冠エンブレム」が登場します。
クラウンと言えば「王冠エンブレム」ですが、「えっ?初めからあったんじゃないの?」と思いませんでしたか?
私自身「クラウン=王冠エンブレム」と思っており、てっきり最初からあるものだと思い込んでおり調べる中で初めて知りました。
エンブレムの誕生から5年後に3世代目クラウンで新たにボディカラーホワイトが追加され、カラーバリエーションが増えたことで人気がさらに増します。
ホワイトが登場するまでは、ブラックだけでしたが追加することで個人の方の購入が増えたようです。
今では、発売開始時に複数のカラーバリエーションがあるのでてっきり最初からホワイトも販売しているものだと思ってのでこれまた予想外の事実ではないでしょうか?
その4年後には、4世代目が発売開始され、名前を今でも親しみのある「トヨタクラウン」へと改名します。
「えっ?最初からトヨタクラウンでしょう!!」と思いませんでした?
実は、クラウンは元々「トヨペットクラウン」が正式名称で発売されていました。
調べる中での「クラウンなのにトヨペット??」とびっくりしたの私だけでしょうか?
4世代目で電子制御燃料噴射を載せ、「トヨタクラウン」に呼び名を変えより個性的な車へと生まれ変わっていきます。
- ダブルウイッシュボーンサスペンション(初期)
- トヨグライド(2速半自動A/T)(初期)
- トヨグライド(完全自動化)(2世代目)
- ペリメーターフレーム (3世代目)
5世代目から8世代目について知ろう
5世代目では日本初だけでなく、世界初となる機能としてオーバードライブ付4速A/Tが載せられます。
日本初だけでも十分すごいことなのに、世界初までもやってのけるトヨタ自動車もすごいですが、その技術を乗せてもらえるクラウンへの期待度の大きさが伝わりませんか?
CMには、女優の吉永小百合さんを起用したことで「高級車らしい」と話題になり、クラウンの地位はさらに揺るがないものになったのですね。
当時CMをみてクラウンを買ったいう人も多かったはずです。
5年後に「ゆとり、信頼性、静粛性、省資源」をコンセプトに発売され、ターボをトヨタ自動車として初めて載せた6世代目が販売されます。
数ある車種の中でも初めての技術を組み込む車こそがクラウンと感じさせてくれますね。
クラウンが新しい時代へと導く存在と言われるようになった7世代目で、「4輪ESC」を標準装備となります。
当時「いつかはクラウンに乗りたい」と思っていた方が、今以上に多かったのではないでしょうか。
私も調べていると「クラウンってすごいな。乗ってみたい」と素直に思ってしまいました。
バブル絶頂期に発売された8世代目には、数多くの最新装備が載せられることになります。
最新装備が多く詰まった8世代目が「クラウンを超えれるのはクラウンだ!!」と言われるのも納得です。
これだけ最新の技術が詰まった車なら、車好きだけではなく幅広い方が興味を持つはずですよね。
その結果、歴代のクラウンの中でNo.1の販売台数を記録したことはいうまでもないです。
- オーバードライブ付4速A/T<世界初> (5世代目)
- 車速感応型パワーステアリング (5世代目)
- メモリー付チルト&テレスコピックステアリング<世界初> (7世代目)
- スーパーチャージャーエンジン(7世代目)
- 四輪独立懸架サスペンション (7世代目)
- 四輪ESC(ABSの前身)(7世代目)
- CDインフォメーション(ナビシステムの前身)<世界初> (8世代目)
- トラクションコントロール (8世代目)
9代目から11代目について知ろう
バブルが弾け、不景気の中でもブレずに9世代目が開発され、新たに「マジェスタ」が発売されます。
この当時、海外から高級外車が参入してくる中でも負けない強さを見せてくれました。
マジェスタは、高級外車に対抗できるだけの魅力を持っていたことがわかりますね。
4年後に発売された10世代目は、車両安定制御システムなどを載せ、すべてのグレードで伝統のフルフレームからモノコックボディへ変更することで安全性を高める挑戦を続けていきました。
性能だけでなく、安全性を重視して開発することで時代を先取りしていたのです。
自分を貫きながらも時代を先取りし進化を続けていく、だからこそ人気が絶えなかったのでしょうね。かっこいいです!
21世紀直前には、11世代目が攻めの姿勢として「アスリート」が発売します。
「アスリート」は、走行性能にこだわりを持つ人をターゲットにすることで高級セダンの王様として進化をやめないことを感じされせますね。
そして、2001年に11世代目は「世界初のマイルドハイブリッドシステム」を載せ環境にも優しい面でも評価されることになります。
ハイブリッドをプリウス以外で最初に載せるのがクラウンと言われても納得してしまいますね。
- マイルドハイブリッドシステム<世界初> (11代目)
12世代目から14世代目について知ろう
時代の流れとともに、車市場のターゲットであった若い世代の興味がセダンではなくなっていきました。
そんな中で危機感を感じ、「ZERO」をキーワードに躍動的なデザインとイメージを新しくした12世代目が発売されます。
すでに、国産車の中でも高い地位にあったにもかかわらず、攻めの姿勢を崩さなかったんですね。
クラウンは、2008年に思わず「すごい」と言葉が出てしまうような13世代目を発売しすること改めて評価を得ることになります。
世界初の最先端技術を惜しみなく載せることで可能にすることができたのではないでしょうか。
思わず「すごい」と言ってしまうとは、見とれてしまうほどの性能であったことがそれだけでわかりますね。
そして、4年後にデザインを一新した14世代目が発売されます。
時代がハイブリット車主流になっていく中でも環境第一に考えて人気を得ていました。
新しくなってもクラウンは初心を一切忘れていません。
日本のことを一番に考えて開発をされてきたクラウンの日本ファーストを感じさせてくれたはずですね。
- 歩行者傷害軽減ボディ構造<世界初> (12代目)
- ドライバーモニター付プリクラッシュセーフティシステム<世界初> (13代目)
最新のクラウンの特徴
14世代目の発売から7年が経った2018年に15世代目となるクラウンが発売されました。
新型クラウンは14世代目からフルモデルチェンジを果たしての登場になります。
- クラウン初のTNGAの採用
- モデルを1モデルへ統合
- 車載通信機「DCM」を標準装備
今回のフルモデルチェンジの一番の特徴は、複数あったモデルを1つに統一したことではないでしょうか。
今までのクラウンはクラウンアスリート・クラウンロイヤル・クラウンマジェスタの3つのモデルでしたが、それを1つに統合してしまいました。
これには私も驚かされました。
1つのモデルの中に、「標準仕様」と「RS仕様」があります。特に「RS仕様」はアスリートモデルを思わせるような造りになっています。
実は、新型クラウンにはトヨタ自動車から託された使命があったのです。
実はクラウンの顧客には、若者世代が少ない傾向がありました。
今まで国産車の王様として揺るがない地位を築いてきのですが、時代の流れが遂クラウンにも忍び寄っていたのです。
そんな若者の傾向を打開し、王者の地位を守っていくためのフルモデルチェンジだったといわています。
まとめ
今回は、トヨタクラウンの名前の由来と歴史について解説をしました。
何気なく呼んでいる車の名前ですが、そこにはしっかりと意味や由来があり、車の開発などに生かされていましたよね。
特にトヨタクラウンは、トヨタ自動車だけでなく日本の自動車産業を担って来た車であると感じませんか?
クラウンは常に日本の自動車産業を牽引しリードし続ける王様として、「トヨタ初」や「日本初」そして「世界初」の技術を多く取り入れて開発をされています。
今回はクラウンについて説明をしてみましたが、ご自身の車や今後購入を検討している車の名前の意味や由来、歴史を調べてみるとカーライフが楽しくなるでしょう。
皆さんも自分の好きな車やマイカーについて、とことん調べてみてくださいね。
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そして、車を手にしたらどうしても心配になってしまうのが事故ですよね。せっかくのマイカーを事故で台無しにしてしまっただけではなく、相手に大怪我を負わせてしまった時に、もしも保険に入っていないとしたら莫大な借金を負ってしまうことになります。
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